教育審議会は、去る 3 月 18 日(水)夕刻、理事会を開催いたしましたので、概要、下記のとおり、ご報告申し上げます。
1. 理事会人事案
理事及びニューヨーク教育管理委員・ニュージャージー学校運営委員の交替が承認されました。
2. 2015 年度予算案
審議会全体(全日校 2 校、補習校 2 校及び審議会事務局)の 2015 年度予算「収入約 613 万ドル、支出約 627 万ドル、最終収支約 14 万ドルの赤字」が承認されました。経費の増加(派遣教員減に伴う代替職員雇用や教育課程改訂に伴う指導書・デジタル教材の購入など)が赤字予算となる主な要因ですが、2013 年度以前の数年間は黒字決算が続いていた他、対予算比で決算が改善する傾向も見られることから、これを承認したものです。今後、収支の推移を慎重に見守りつつ、必要に応じて対応策を講じていきたいと考えております。
なお、2014 年度も当初は約 24 万ドルの赤字予算としておりましたが、人件費などの経費削減努力及び政府援助の増額により、約 2 万ドルの赤字決算を見込んでおり、赤字幅は大きく縮小する見込みです。
新年度につきましても、教育の質の維持・向上を目指しつつ、効率的な学校運営を心がけたいと思います。
3. ニューヨーク補習授業校 LI 校校舎
借用校である PS26 が工事のため使用できなくなるとの通報を受け、2015 年 4月より当面、近隣の Bayside High School を借用することになった旨報告がありました。
4. 企業寄付受付状況
例年通り審議会よりニューヨーク商工会議所会員企業をはじめとするトライステート地区の各企業・個人営業の方に教育資金の支援をご依頼申し上げ、理事会開催時点で約 15.9 万ドルの寄付金を頂戴したことが報告されました。
5. 危機管理体制の確認
シリアにおける日本人殺害事件を受け、日本政府・総領事館の指導の下、各学校の危機管理体制の確認を行い、必要な措置を取ったことが報告ざれました。